(有)日建電気産業

〜宮古島紹介〜


『ゴールドカード沖縄』構想
―安全で住みよい地域づくり―


 このところ、毎日のように飲酒運転による事故、それも悲惨な大事故のマスコミ報道があります。にもかかわらず、飲酒運転がなぜなくならないのでしょうか。「飲んだら乗るな」いまさら改めて言うまでもなくすでに常識となっているこの言葉の実践はそれほど難しいことなのでしょうか。
 テレビや雑誌では、飲酒運転による事故の被害者家族の思い、そして加害者本人の立たされる立場や、その家族の思いといったものが報道される事も多く、その悲惨さを理解するのは難しいことではないのに、飲酒運転を続ける人が今なお多くいます。そしてこの飲酒運転の原因が「油断」によるものだという指摘は常に専門家たちからなされているところです。「油断」ということは、裏を返せば「意識の低さ」に他ならないでしょう。事故の悲惨さは頭では理解しているけどなかなか自分の問題として認識できない。今この運転が事故の原因になるかもしれないと想像できない。マスコミを通した広報の努力でもなかなか改善されない。それならば、何か他に打てる手はないのでしょうか。
 たとえば、私事で僭越ですが、免許証は常にゴールドを守っている私は、日頃からこれを示しては社員や友人たちに「飲んだら乗るな」と念をおしています。会合や飲み会の場所でも、ゴールド免許を見せながら「皆さんはどうですか」と問いかけるのですが、返ってくる答えはシートベルトをしていなかったとか、運転中に携帯電話を使っていたというものが多く、しかもあまり悪びれた様子がありません。これも、飲酒運転と同じく、事故の怖さを重く受け止めていない「油断」の姿勢からくるものでしょう。 「ゴールドが当然じゃないのか」といつものように言いながら思いついたのですが、この「ゴールド」を利用するのはどうでしょう。ゴールドの免許証提示で割引サービスを行うというような形で、地域のスーパーや居酒屋、料理店等の協力をえるなどして、地域が一体となった交通ルール厳守の啓発運動を展開していくのです。名づけて『ゴールドカード沖縄』構想です。

 近年、沖縄県は、テレビ番組などで取り上げられることも増え、県出身者による文化・スポーツ両面での目覚しい活躍もあって、幅広く注目を集めるようになっています。また、2000年の沖縄サミット首脳会合以降、国際コンベンションリゾート地としても注目され、政治的にも沖縄県振興計画に基づいて各方面にわたる努力がなされているところです。このように、観光地として注目度の高い沖縄県から、特に地元住民による飲酒運転がなくなることで、全国への発信ともなり、地域PRへの貢献も低くはないでしょう。とはいえ、まずは「飲んだら乗らない」という意識を啓発することが第一歩であり、より確実な効果を出すには、地域が一体となった積極的な運動が求められるでしょう。

川満和彦